終焉の彩


そろそろ土に還ろう

そろそろ土に還って

私もこの世界を 反対に見てみたい

 

そろそろ静かになろう

そろそろ静かになって

私が貴方を永遠に 愛していられるように

 

照りつける太陽 突きつける雨風

私たち時のゆくまに 今日まで歩いて

 

通りゆく人々の暮らしを横目で流し見るたび

二人の全て 否応なく降り注き ただ悲しみに満ちて

自分のこととなるといつも

だんだんと消えてゆく薄れてゆく 声も声にならず

同じ時間を生きよう

 

そろそろ涙が枯れて

そろそろ悲哀の海へと

行き場のないけれど確かな愛を貴方だけに守ってほしい

 

心地よい風に吹かれ こうべ巡らす

よこしまな日々振り返れば なんて鮮やかだろう

 

 

この命ある限りただ震わせながら寄り添って

なぜあの場所なぜ此処にいて僕らは共に生きてるのだろう

持てるだけの愛し方を

この命が削られても癒えなくてもただ貴方だけ

2人の終焉彩って

 

通りゆく人々の暮らしを横目で流し見るたび

二人の全て 否応なく降り注き ただ悲しみに満ちて

自分のこととなるといつも

だんだんと消えてゆく薄れてゆく 声も声にならず

同じ時間を生きよう

 

2人の終焉彩って